退職後の手続きってなにをすればいいの?
退職してお金がないから絶対にお金で損したくない!
こんな人に向けて書いています。
私も同じ思いでこのツイートをしてしまいました。
ついにコロナで失業しました😱
失業後の手続きが複雑すぎる!
なにかをミスりそうでやばい!— Coco (@CocoFlightLog) April 19, 2021
わたしは、外資系客室乗務員をしていたのですが、この度コロナの影響でクビになりました!
まさかコロナでクビになるとは・・
チキンかポークしか聞けないアラサーのおばはん、どうしたらいいの?
という何とも残念なことになってしまった私ですが・・・
退職後の手続き内容を真剣に調べていたら、「うわ、退職者向けのこんな国の制度あるんだ!」っていう驚くことがたくさんあったのですよ。
そんなお金で損しないポイントも含めて退職後の手続きをまとめたのでぜひ読んでくださいね!
この記事は、退職後すぐに転職する予定がない方は必見な内容になっています。
また、今後会社辞めるかも・・という方も参考にしてください。
退職後の手続き:やるべきことはこれだけ
退職後にやるべき手続きは、以下のことです。
基本の手続き
必ずやるべきことはこちらです。
- 国民健康保険の切り替え手続き
- 国民年金への切り替え手続き
- 失業保険の受給の手続き
- 企業型確定拠出年金の切り替え手続き(対象者のみ)
+αで必ずしたいお金で損しない手続き
お金で損したくない人は、追加で下の手続きも必ずしましょう!
- 国民健康保険の減額申請
- 国民年金の免除申請
- 国民年金を支払う場合は、支払い方法の変更手続き
やることがたくさんあるように見えるかもしれませんが、行くべき場所は区役所とハローワークの2ヶ所だけです。
速い人だと1日でほとんどの手続きが終了するので「大変そうだなあ・・・」と思っていても意外と簡単です!
意外とすぐできるので退職後の手続きを、さっと終わらせちゃいましょう!
では、上にまとめた内容を詳しく説明していきます。
退職後の手続き:国民健康保険への切り替え手続き
では、退職後のやるべき手続き1つ目は、国民健康保険への切り替え手続きです。
▶手続き期限:退職後14日以内
▶手続きする場所:役所
▶持ち物:マイナンバーカード、退職先の会社から発行される健康保険資格喪失証明書、印鑑
今までは、会社の健康保険に入っていたと思います。
ですが、退職後は会社の健康保険から抜けて国民健康保険加入に入る手続きが必要です。
なんだか難しそうな手続きに聞こえるかもしれないですが、めちゃくちゃ簡単なのでご安心を。
その日に国民保険の健康保険証をGETできましたよ。
お金で損しないポイント:国民健康保険料は減額ができる!
知ってました?国民健康保険料は減額ができるんです!
国民健康保険料の減額申請は、絶対にするべきです。
減額に必ず必要なものは、ハローワークで発行される雇用保険受給資格者証です。
※雇用保険受給資格者証は、ハローワークで失業手当の受給手続きをした後、しばらくしてから渡される書類です。
雇用保険受給資格者証は、すぐには手に入らない書類なので手に入ったら忘れずに役所に行って減額申請しましょうね。
次は、年金の手続きに続きます。
退職後の手続き:国民年金への切り替え手続き
▶手続き期限:退職後14日以内
▶場所:区役所(国民保険窓口の横に大体窓口あり)
▶持ち物:年金手帳、退職を証明するもの(離職票、健康保険の資格喪失証明書、退職証明書)、印鑑
だいたい、国民健康保険の横のブースが年金窓口になっています。
国民健康保険の手続きが終わると職員さんが年金手続きに進むように誘導してくれますよ。
退職後は、厚生年金から国民年金に手続きをしなくてはいけません。
これは、そのための切り替え手続きです。
今までは会社が健康保険と同様、年金も払ってくれていたのですが、退職後は自分で払わないといけないのですよ。
あぁ、今までは健康保険も年金も会社が何もしなくても払ってくれていたんだね・・・
それだけは感謝します。
しんみりしてしまいましたが、これも簡単な手続きです。
手続きをした記憶がないくらい一瞬で手続き終わりました。
お金で損しないポイント:国民年金には特例免除制度がある
年金は、退職や失業をした場合だと特例免除制度があります。
ちなみに国民年金は毎月16,540円です。
毎月16,540円なんて、かなりの金額!高い・・
年金の支払いが難しい方は、特例免除制度を利用しましょう。手続きをしないで未納よりは絶対にイイです!
気になる方は、自分が条件に合うか窓口で聞いてください。
わたしの独身の知り合いは、全員国民年金を免除できていました。
なんで「独身」だけ国民年金免除できたの?
疑問に思った方にお知らせです。
なぜなら、世帯収入が特例免除制度の審査の対象となるため旦那さんに一定収入があると要件が満たされなくなるからです。
質問:年金を免除していたら将来もらえる金額が少なくなる?
たしかに将来もらえる年金の額は免除していた分だけ、減ります。
ですが、年金は後日支払うこともできます。そのため、もし転職してお金に余裕ができたらその時に過去の年金を納めることも可能ですよ。
「免除という方法もあるよ」ということだけ頭に入れておいてください。
補足:特例免除制度を利用している方は、IDECOに加入できません。
そのため退職先の会社で確定拠出年金をしていた方はお気をつけください。
また、記事の後半で確定拠出年金の手続きについても説明しているので最後まで読んでくださいね。
国民年金をお得に払う方法
国民年金高いじゃないですか、「退職してお金ないのでなんとかお得に払いたい」と思い、調べたお得情報をまとめました。
①:前納する
国民年金は前払いで、一気に払ってしまうと割引があるんですよ。
前納の割引率は下記の通り。
- 6ヶ月分→810円割引
- 1年分→3.540円割引
- 2年分→14,590円割引
②:クレジットカードで支払ってポイントGET
実は、国民年金はクレジットカードで払うことができるのです!
私はクレジットカードで支払うことにしました。
ちなみに私はエポスカードのゴールドカードで支払いをしています。
(ちなみにエポスカードのゴールドは無料カードでほとんど誰でもなれるくらい審査ゆるい)
もしエポスカードが気になる方は、ポイントサイトで作るとポイントがめっちゃもらえるのでオススメです。
モッピーだと今エポスカードの発行をすると、2,500円分ポイントもらえます。
これを機会にモッピーに登録してみては?
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退職後の手続き:失業給付の手続き
▶持ち物:退職先の会社が発行する離職票、マイナンバーカード、写真2枚(タテ3.0㎝×ヨコ2.5cm)、印鑑、キャッシュカートまたは通帳
離職票は、退職後10日くらいで退職先から送られてきます。
離職票が届いたら速やかにハローワークに行ってください!
なぜなら、「失業給付」というお金はハローワークで手続きをしないと受け取ることができません。
手続きが遅くなればなるほど、失業給付がもらえる日が遅くなるので、すぐに手続きをしましょう。
補足:離職票は必ずコピーをしておこう
離職票はハローワークの失業給付を受け取る手続きで必要な書類です。
そして、離職票は、一度ハローワークに提出すると返却されません。
私は離職票をコピーし忘れたので離職票に書かれていた重要な情報が手元に残っていません!
離職票には、退職先の会社が記入した「退職理由」や「退職直前6カ月間の給与」が記載されています。
この情報、後から見返したい・・けど私は手元にない・・!
わたしのようにならないように、お気をつけください。
退職後の手続き:企業型確定拠出年金の切り替え手続き
▶手続き期限:退職後約6ヶ月
会社で企業型確定拠出年金に加入していた方は、切り替え手続きが必要です。
退職後しばらくすると、企業型確定拠出年金の運用会社から「移管等のお手続きのご案内」のような文面で手紙が届くと思います。
ここで、「なんだこれ?」と思って手紙を放置するとあなたのお金が減ってしまいますよ・・・!
ここで手紙を放置して手続きをしないと、国民年金基金連合会というところにあなたが積み立てていたお金が勝手に移動されます。(自動移管)
デメリットどころか、せっかく運用していたあなたのお金が減ってしまいます。
なんだか難しい話なんですが、とにかく手続きしないと積み立てていたお金が減ります!
知り合いは手紙を放置して、手続きをしなかったので今になって後悔しています。
そうならないために、手続き方法をお伝えしますね。
手続きは2通り
基本は下記の手続きになります。
- 転職先が決まっている人→新しい会社で企業型拠出年金に加入
- 転職先が決まっていない人→個人型確定拠出年金(IDECO)に加入
転職先が決まっている人
転職先が決まってる方は、転職先の会社で企業型拠出年金制度があるかを総務部に聞いて手続きをしてもらいましょう。
転職先が決まっていない人
転職先が決まっていない人は、個人型確定拠出年金(IDECO)に加入ですね。
「個人型確定拠出年金(IDECO)ってなに?めっちゃ難しいじゃん・・」
この話とっても難しいと思うんですけど、証券会社に聞けばめちゃくちゃ丁寧に教えてくれますので!
しかも、IDECOはお金の運用には最高の制度。やらない手はありませんよ!
新しくIDECOに加入する方は、楽天証券 or SBI証券のどちらかで運用するのがオススメです。
手数料が最安値かつユーザー数もNO.1なので。
金融の知識がなかったので、電話で質問しまくりましたが丁寧に教えてくれました。
ちなみに私はSBI証券でIDECOに加入しました。
しかも、今モッピーでSBI証券を解説すれば今だと17,000円分のポイントがもらえます。
かなり大ボーナスなタイミングです。気になる方は今すぐ登録することをオススメします。
お疲れさまでした。以上が退職後の手続きでした。
退職後の手続きチェックリスト
最後に退職後の手続きのチェックリストをのせます。
- 国民健康保険の切り替え手続き
- 国民年金への切り替え手続き
- 失業保険の受給の手続き
- 国民健康保険の減額申請
- 国民年金の免除申請
- 国民年金を支払う人は支払い方法の変更
- 企業型確定拠出年金の切り替え手続き
※①と②は退職後14日以内に原則手続きが必要です。
※⑦は対象者のみ。退職後約6ヶ月以内に手続き。
全部できれば完璧です!
補足:住民税は手続き必要なし
住民税も気になる方もいるかもしれません。住民税は役所で手続き不要です。
ご自身の住所に毎月郵送で払い込み用紙が送られてくるので、コンビニなどで支払います。
情報を集めないと知らないうちに損をする
会社を退職して心の底から思ったことが、「情報を集めないと知らないうちに損をする」ということです。
ただでさえ私のように失業した方はお金に不安があると思います。
私もそうでした。
ですが、役所の方も保険料減額のことや年金の免除のことも教えてくれませんでした。
これらの情報は自分が調べてわかった情報です。
読んでくださっている方が、少しでも損をしないように書きました。
ぜひ、参考になればうれしいです。
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